祝rpscala開催100回!
祝第100回!
自分がちょくちょくに参加している「Scala勉強会 in 東京」、あるいはTwitterのハッシュタグである「rpscala」と言った方が通りがいいかもしれないけど、それがついに開催が100回に!
おめでとうございます!
>今までrpscalaに関わって来られた全ての人
第100回はたまたまw祝日だったので、特別バージョンということでハッカソンに(そこでやった内容については別途書く予定)。
さて、コミュニティ活動って参加者みんなの協力で成り立ってると思うし、自分自身それほどたいした貢献もしていないので、普段は口に出してないんだけど、rpscalaは元々自分が始めた勉強会がベースになっている(知ってる人もいると思うけど)。
別にそれについて「偉いだろ」みたいな事を書きたいわけじゃなくて、いい区切りだし、数名の方から勉強会や懇親会の時に「発起人」として紹介されたりしたので、今回だけはそうした立場で少し書いてみようかなと。
勉強会開催で重要だと思う事
参加者全員の少しずつの貢献で成り立ってる
一番最初に一番大事だと思ってる事を書くけど、勉強会とかコミュニティ活動って、参加者みんなで成り立ってるもんだとつくづく思う。もちろんScala界隈で言うと、水島さんみたいに仕事もコミュニティ活動もバリバリこなすスーパーマンみたいな人もいるけど、普通の人だと、時間や能力やその他の制約で、出来る事は限られていると思う。でもそれでいいと思う。
自分が今回の第100回開催に関してやった事は、懇親会のお店を探す事だけだったけど、そんなんでもみんなの役に立てるし、お菓子とか買ってきてくれた人もいたり、Twitterで告知してくれたり、それをRTしてくれたり、そんなのが積み重なって成り立ってるはず。
ドラゴンボールで言うと元気玉みたいなものだよね。会場を提供してくれたチームラボさん、色々面倒な仕切りをやってくれた玉置さんとかは大きなエネルギーを、ここに名前を出していないその他の方もそれぞれ色んな大きさなエネルギーを供出して、第100回という大きな元気玉になったと。
誰かに依存しない方が良い
あるトピックに限定した回数限定の勉強会とかなら、誰かが仕切ってぱぱっと進めるのがいいと思うけど、(単に勉強する会というのより)もう少し広い意味での勉強会とか、コミュニティ的なのを作っていく場合、誰か1人に依存しない方がいいと思う。
rpscalaの場合、一番最初の頃は自分がATND立てて、Wiki更新して、Twitter公式アカウントから呟いて、みたいなのをやってたけど、そのうち高橋さん、吉田さん、浅井さんとかを始めとして、色んな人が手伝ってくれるようになった。で、自分が忙しくてあまり参加出来ない時でも全く問題無かったし、むしろ彼らのようなプログラマー・技術者として能力の高い人達が中心になる事で、勉強会に広がりが出た気がする。
間口は広い方が良い、かな(異論もあるかも)
これは異論もあるかもしれないけど、勉強会の内容は間口を広く取っておいた方がいいと思う。それほどメジャーな技術でない場合は特に。rpscalaが始まった当初は、Scalaはそれ程メジャーではなかったので、勉強会の内容も「Scalaに関係すれば何でもあり」という緩い感じにしておいたんだけど、結果的にはそれが良かったのかなぁと。
望月さんがいつかの発表で「ゆるふわは正義」みたいな事を言ってたけど、参加したい時に参加して、何か発表したければ発表して、分からない事があれば質問したり、あるいは質問に答えたり、質問に答えようと思ったら思ったより理解してなくて他の人に質問したり、みたいなrpscalaの今の雰囲気はなかなか面白いなと思う。
新陳代謝は必要
勉強会も長くやっていくとマンネリ化して、新しく参加する人が参加しづらくなったりするもの。rpscalaもマンネリ化という課題が全く無いわけではないと思うけど、100回もやってる割には、結構新しい人が来たりしている、はず。
これに関しては、一番最初期の自分が進行役をやっていた時は、初めて参加した人には必ず話題を振ったりとか、継続して来てもらうような努力をしてて、まぁそれも少しは効果があったんだろうけど、結果的には以下の2つが大きかったのかなと。
- 会場の場所の変更
- 進行役の変更
rpscalaは、現在は芸者東京さんが会場を提供してくれているけど、実は会場としては4箇所目。東日本大震災があったり、会場係だった人の転職だったりで、場所が色々変わっている。場所によって来やすい人、来にくい人ってのもあるので、場所が変わったのは新たな人を招き入れるのに良かったと思う。
進行役も、前述の通り一番最初は自分がやってたけど、段々別の人がやってくれるようになって、それによって勉強会の雰囲気も変わって良かったと思う。最近は玉置さんがやってくれてるけど、忙しい時とかは別の人が仕切ってるし、今後忙しくなったら別の人がメインになるだろうし。
なので、勉強会を長く続けてきてマンネリ化してきたら、場所とか進行とかを変えてみるといいかも。
rpscala ってどんな勉強会?
今更ながら簡単に紹介。
- 隔週で水曜日20:00から
- 本郷三丁目の芸者東京さんにて開催
- 誰かネタがある人があれば発表して、質疑応答・ディスカッションする、みたいな内容
- 最近Scala使い始めました、ここが分かりません、みたいなLTとかも大歓迎
- 参加の前提は、他言語である程度プログラムが書ける事、くらい?
詳しい人がいっぱいいて、聞けば色々教えてくれるので、Scala初心者(≠プログラム初心者)に良いと思う。
毎回懇親会をやってるんだけど、技術の話から、(自分は全くついていけない)百合の話まで、みんなアツいです。
勉強会開催したい人へ
勉強会を自分でも開催したいって人向けに少し。
最後に雑感とか色々
rpscalaが始まった頃と比べて、日本のScalaコミュニティは大きくなって成熟もしてきてて、こないだのScala Conferenceも大盛況だったみたいだし、素晴らしいと思う。
Scalaコミュニティで活躍している人達をドラゴンボールで例えると、初期からずっと活躍している孫悟空みたいな人もいれば、比較的最近Scalaを使い始めた人造人間20号とか魔神ブーみたいな人達もいる。でも、プーアルとか、戦闘力5の農民とか、サイバイマンとか、そういう人達もいないと面白くないと思うので、最初に書いた通り、みんな出来る範囲でコミュニティ活動するといいんじゃないかな。
そういえば、rpscalaがある程度回を重ねてきた頃、いつかはScala東北くらい続けばいいな、と思ってたんだけど、それが現実味を帯びてきたような。Scala東北は震災の影響(?)で中断したままだけど、当時は毎週濃いネタをやっていて色々参考にさせてもらったなー。
あと、第100回の懇親会の時に「rpscalaのお陰でxx」みたいな話をしてた人もちょこちょこいて、そういうのを聞くと関われて良かったなぁと思う。
と、だらだら書いてしまったけど、発起人面するのは今回で最後で、今後も一参加者としてぼちぼちrpscalaには参加させてもらいます。